「養殖業シナジービジネス創出事業のうち水素燃料電池漁船開発事業」の公募について

内容:

 本会では水産業・漁村活性化推進機構から委託を受け、「養殖業シナジービジネス創出事業」を実施しています。「養殖業シナジービジネス創出事業のうち水素燃料電池漁船開発事業」は養殖業の成長産業化・脱炭素化に向けて、養殖作業に従事する漁船の動力源を化石燃料から水素等の非化石燃料へと転換することを前提に、必要となる技術の開発・現場への導入を行い、普及に向けた課題を抽出・整理をすることで、カーボンニュートラルな養殖業への転換を推進することを目的とします。

1.募集の内容

 平成30年6月、農林水産業・地域の活力創造本部は「農林水産業・地域の活力創造プラン」において「水産政策の改革」を策定し、この改革の一環として、国は国内外の需要を見据えた生産から販売・輸出に至る養殖業成長産業化総合戦略を策定し、養殖業の本格的な振興に取り組むこととしています。また、みどりの食糧システム戦略においては、温室効果ガス削減に向けた技術開発・普及の取組として、漁船の電化・水素化が謳われています。
 このような状況を踏まえ、養殖業シナジービジネス創出事業のうち水素燃料電池漁船開発事業(以下「本事業」という。)では、国が進める養殖業成長産業化と持続性の両立への対応を実現するため、養殖業における生産性向上及び収益性向上並びに持続性向上のための異業種分野との連携の一環として、水素燃料電池漁船の開発と収益性・生産性の高い養殖ビジネスの創出・ビジネスモデルの実証に関する取組を支援することとし、養殖業の成長産業化に資する水素燃料電池漁船を開発・実証する事業計画を公募します。

2.事業概要

 本事業では、水素燃料電池を搭載した漁船を開発・建造し、養殖業の現場に導入して実際に作業を行い、開発した水素燃料利用技術の検証をすることで、当該技術の普及に向けた課題抽出・整理を行うものとしています。
 詳しくは公募要領(454KB) をご参照ください。

3.補助内容

 助成金上限額 30,000万円

4.提出書類

  • ① 事業計画書
     様式は こちら(Word:72KB) からダウンロードできます。
  • ② 事業概要ポンチ絵(A4用紙1枚)
  • ③ 企業パンフレット等
  • ④ 令和04・05・06年度農林水産省競争資格(全省庁統一資格)の「役務の提供等(調査・研究)」の区分の有資格証(写し)
     ※保有していない場合は当会までご相談ください。
  • ⑤ コンソーシアムを形成する共同企業体契約書等
     ※コンソーシアムは水素燃料電池漁船開発プラットフォームに加入している機関から構成されることが条件になります。

5.募集期間

開始:令和5年3月24日(金)
終了:令和5年4月20日(木) (17時必着)

6.審査及び採択

 提出書類及びヒアリングにより、水素燃料電池漁船部会で実証試験の意義・目的、履行の確実性、先駆性・専門性、ニーズの把握等の観点から総合的に審査を行い、採択の可否を決定します。

7.今後のスケジュール

  • 令和5年3月24日   公募申請(事業計画書)受付開始
  •     4月20日   公募申請締め切り
  •     4月下旬   水素燃料電池漁船部会
  • 令和5年5月上旬   選定結果通知

8.申請書送付・問い合わせ先

一般社団法人マリノフォーラム21
(担当:宮川、日向野)
所在地:〒104-0032
東京都中央区八丁堀1丁目5番2号 はごろもビル5F
電話:03-6280-2792 (9:30~17:00、土日祝日を除く)
FAX:03-3555-8850
E-mail:synergy★mf21.or.jp ※★を@に変更して送信してください。